悪魔の実が心臓以外に宿る3つの根拠
ワンピースの世界では、悪魔の実がひとつのキーワードになっている。
これを食べることで、信じられないパワーを身に付けることができ、世界を変えるだけの力を手に入れられるのだ。
だが弱点があることをご存じの人も、多いのではないだろうか?
悪魔の実を食べると海に嫌われてしまい一生泳げない体に。
また、水に触れるだけで悪魔の実の能力者は力が抜けてしまうので、水中での戦いは避けられている(海賊なのに)。
謎が多い悪魔の実だが、どのように伝達をしていくのだろうか?
悪魔の実が伝達する4つの方法
悪魔の実は世界でひとつしかないと設定されている。
他の誰かが食べてしまえば、その能力を持つ者は1人としていないので、見分けをつけることが可能だ。
しかし奇妙なことが先の物語で発生した。
それは頂上戦争において黒ひげが、白ひげから「グラグラの実」を手にいれたのだ!
元々、黒ひげは悪魔の実の能力者なので、他の悪魔の実は食べられないはずだ。
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なぜ黒ひげは、白ひげの能力を手に入れることができてしまったのだろうか?
この部分にこそ、最大の謎が隠されているのだ。
この謎は言い換えれば、「悪魔の実の伝達方法」がどうなっているのかを意味していることになる。
今のところ、以下に挙げる方法で伝達するもの見られる。
- 心臓に宿る
- 魂に宿る
- ものに宿る
- 意思に宿る
黒ひげが、悪魔の実に関する謎を深めたともいえるし、考えさせるきっかけを与えたとも考えられる。
黒ひげがどうして2つの能力を身につけられたのかが分かれば、悪魔の実の真実に、もっと近づけられるだろう。
では具体的に、悪魔の実がどうやって伝達されるのかを、詳しくみていく。
1:心臓に宿る
ワンピースに登場する悪魔の実だが、実は人間の心臓に宿るのではないかという説が浮上してきた。
こう考えると上記の黒ひげの物語では、白ひげの心臓を食べたことでその能力を手に入れたのではないかと思われる。
人間が死ぬことにより、能力は心臓から別の者へと移動するのではないかと、考えられるのだ。
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しかしながらここでひとつ大きな問題が残ってしまい、この説は有力ではなくなる。
それがブルックだ。ブルックは外見を見ると分かるとおり、骨だけのため心臓はない。
このた心臓に宿っているのではなく、さらに人間の体に宿るという訳でもなさそうだ。
2:魂に宿る
心臓や体に宿らないのであれば、魂にその影響を及ぼすのではないかと考えると納得できよう。
ブルックは体は骨だがしっかりとしゃべっているし、魂というものの存在があることは描写されているので辻褄がある。
実際、ブルックが物語に登場し、悪魔の実の能力者であることが判明したとき、多くの読者は納得したようだ。
やはり悪魔の実は心臓に宿るのではなく、「魂に宿る」のだと確信したのだ。
しかしそう考えると今度は別の問題が発生する。
それは「イヌイヌの実モデルダックスフンド」を食べさせたラッスーがその一例。
果たして、ラッスーに魂があると思うだろうか?
3:ものに宿る
ラッスーが悪魔の実を食べられた事実は、魂に宿るという考えに矛盾を起こさせるものだった。
これは『ものに宿る』ということを意味している。
ラッスーは「銃」なので、魂は当然ない。心臓もない。
だから「ものに宿る」というのは、自然な考え方になると思わないだろうか?
今までのワンピースの物語を見てみると、ものに宿った事例をいくつか確認することが可能だ。
ということは、やはり悪魔の実は「ものに宿る」のだろうか?
4:意思に宿る
悪魔の実が伝達する方法を、これまで3つ確認してきた。
人間にも宿るし、骨にも宿るし、銃(もの)にも宿る。
これら3つを踏まえて考えてみると、「悪魔の実は意思に宿る」ことが自然と浮かび上がってくる。
ワンピースの物語では、「悪魔の実そのものが意思」ではないかという描写が何度も登場しているのだ。
ということは、能力者が死んだとしてもその意思は、実に宿り再び復活するのではないかということも伺えよう。
海賊王ロジャーは死ぬ直前に「おれは死なないぜ」と残している。
意思としては、しっかりと残るという意味をしており、おそらくロジャーの能力は「ゴムゴムの実」だったのだろう。
このように考えると、ワンピースに登場する悪魔の実は意思に宿り、それが伝達されるのだろうと推測されるのだ。